今回読んだのも、図書館から借りた電子ブックです。

Tummempi taivas

Tummempi taivas
著者:Mari Jungstedt & Ruben Eliassen
訳者:Anja Meripirtti
出版:Otava, 2015年
表紙:Scott Schwartz / unsplash.com

のどかなグラン・カナリア島の海岸で、殺された女性の遺体が見つかります。犯人が見つからないまま、その後また、一人の女性が殺される…

グラン・カナリア島に長年住むスウェーデン人のジャーナリスト Sara Moberg は、ノルウェー人の元警察官 Kristian Wede とともに、それらの事件を追っていきます。

*****

…という、普通にありげな推理小説。可もなく不可もなくといったところかな。

とはいうものの、死体が犯人の主張を媒介する物体として描かれているのはあまり好きになれませんでした。

それでも、読みだしてしまうと最後がどうなるか気になるから、結局最後まで読んでしまう…それが推理小説のいいところ?

じっくり読むのではなく、多読で言葉に慣れ親しもうというときには、こういう類の本がいいのかも。

"Tummempi taivas"の意味

書名に使われているそれぞれの単語の意味です。
  • tummempitumma 暗い の比較級
  • taivas
ですから、書名の意味は「より暗い空」でしょうか。

原書名は『En mörkare himmel』。スウェーデン語です。
英訳もされているみたい。英語版の書名は『A Darker Sky』。日本のアマゾンさんのページで見つけました。

著者について

Mari Jungstedt(1962年~)は、ゴットランド島シリーズの著者としても知られているスウェーデンの作家です。(関連記事【小説】Toiset kasvot:ゴットランド島を舞台にした推理小説

Ruben Eliassen(1968年~)は、ノルウェーの作家、そしてイラストレーターでもあります。

《参考ページ(外部リンク)》
Eliassen, Ruben – Jungstedt, Mari | Otava (出版社による著者の紹介ページ)
Tummempi taivas | Otava (出版社による本の紹介ページ)


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