図書館の電子ブック貸し出しページで『Kuolleiden laiva(原作:The Ship of the Dead)』という本を目にしました。でもそれ、 よくよく見たら、Magnus Chase というシリーズものの第三作目であることが判明。

シリーズものならやっぱり第一作目から読んだほうがいいよね、ってことで、まずはこの『Kesän miekka』を読んでみることにしたのでした。

Kesän miekka

Kesän miekka(Magnus Chase 1)
著者:Rick Riordan
訳者:Ilkka Rekiaro
表紙:Rhett Podersoo
出版:Otava, 2016年

Magnus は母親と2人で暮らしていました。父親には会ったことがありません。

母親が死んだあと2年間、ボストンで路上暮らしをしていた Magnus。16歳の誕生日に、Magnusの父親は北欧神Freyrであると、叔父から知らされます。そしてその日Surtに襲われ、命を失うことになります。

…が、Valhalla という世界で einher(神オーディンの戦士)として復活。紆余曲折を経て、世界の最後の戦いが勃発することを防ぐため、仲間たちと多くの困難に立ち向かいます。

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北欧神話をモチーフにしたファンタジー。とはいっても、時代は現代。オーディンでさえもパワーポイントを使ってる!!!

Magnus の語りで物語は進行していきます。ユーモアもあるから、ティーンの子たちには面白いんだろうな…

対象年齢外の私にとっては、いまいち波長が合わなかったというのが正直なところです。まだ2作続きがありますが、おそらく読むことはないでしょう。

"Kesän miekka"の意味

kesänkesä の単数属格、miekka。つまり『Kesän miekka』で『夏の剣』。

原作は英語です。その書名が『The Sword of Summer』なので、ストレートに翻訳したかたちですね。

シリーズ名の『Magnus Chase』は、主人公の名前です。

著者について

Rick Riordan(リック・ライアダン 1964年~)はアメリカの作家。

Wikipediaの日本語版にも記述があったので、そこから一部をそのまま抜粋しておきます。
アメリカ合衆国の推理作家、児童文学作家、ファンタジー作家。

テキサス大学オースティン校を卒業後、教師になる。15年間、サンフランシスコやサンアントニオの中等学校で英語や歴史を教える。その後小説家に転向し、現在に至る
日本語にも翻訳されている作品もあるようですね。でも、今回読んだ本の日本語版はなさそうです。

《参考ウェブページ》
Rick Riordan | Otava
Kesän miekka | Otava
リック・ライアダン - Wikipedia